アジア諸国の今後の動向

短期の出張でシンガポールとマレーシアを訪問した。

1・シンガポール所見

先に訪問したシンガポールは、全てが計画統制されていると言われる通り、交通インフラ始め、ビルや街並みに至るまで、人工的に整備されている。
法律もそれなりに厳格に運用されているため、治安が良く、明らかに暮らしやすい。
一方、物価の方は先進国でもトップクラスの上昇率を誇り、私の体感値では日本よりも平均的に高いように思えるほどである。

2・マレーシア所見

次に向かったマレーシアは、空港から首都に向かう途中も、首都に入ってからも、建設ラッシュが続いており、活気に満ち溢れているように思えた(実際は、主要産業である石油の下落で若干、不景気とのこと)。
街中では若者が多く、どこも賑やかで、発展途上にあるのを肌で感じることができた。

3・アジア全般についての考察

細かい話は置いておいて、アジア諸国に興味が持てたので、早速調べたところ、以下のような人口動態データがでてきた。

 

http://www.minato-consul.co.jp/various-information/2015/201506-asia.htmlより出典

 

アジア諸国は、人口で頭二つくらい抜けている中国とインドが牽引する形となっているが、個々の経済状況や人口動態を見ると、以外にも面白いことが浮かび上がる。

さて、ここで頭の体操。
経済市場として各国をみた場合、どのように将来が読めるだろうか!?3分でざっと考えてみる。

 

◆中国
人口ボーナス期の終わりも近く、意外に高齢化も速いので、「成長性」という面では安定期 に入るだろう。競争も激しさを増してきており、地政学リスクと合わせて魅力は少ない。
◆インド
中国の次の本命。出生率もそれなりに高く、国としてはかなり有望。既に世界中のグローバル企業が目をつけ、投資をしているため、魅力はあるものの、競争も意外と激しくなりやすい環境にあるので、それなりに難易度が高そう。
◆インドネシア
人口も多く、教育水準も確実に上がっているため、かなり魅力的な市場になるのではないだろうか。直近で進出するなら、真っ先に検討したい先。
◆パキスタン・バングラディシュ
それなりに人口が多いものの、まだまだ教育水準が低く、貧困率も高い。しばらく、アジア内の工場的位置づけ(労働賃金の安いところに生産拠点が移っていく)で考えると面白い市場。それでも「教育問題」をどのように解決できるかが勝負。
◆フィリピン・ベトナム
人口動態で見ると、本当に良く似た国同士である。それなりに教育水準も高く、貧困率も低い。直接、日本から進出しても商売になるレベルではないだろうか。
◆タイ
意外や意外。人口ボーナス期も終わっている感じで、高齢化が進んでいる。この国はかなり苦しそう。
◆ミャンマー
人口が少ない上に教育水準も低いので、タイとは違う意味で苦しそう。市場としても工場としても、検討が難しいと思う。
◆マレーシア
今回の訪問先であったが、思ったよりも人口が少ない。しかし、それなりの出生率で、教育水準もそれなりなので、マーケットは小さいけれども、 単体としての市場性はそれなりにあるように思う。難しいとは、シンガポールと近いことで、優秀なホワイトカラーは特に、シンガポールに移っているのではないだろうか。

 

という感じで、まとめたら3分で終わらず、10分くらい掛かりました。

総評すると、今から進出する先として考えるのであれば、

直接市場としては、
インドネシア→フィリピン・ベトナム→マレーシアの順で魅力がある

一方、労働市場として考えるのであれば、
パキスタン・バングラディシュあたりが魅力的に見えるが、「教育」をどのようにしていくかがポイント

捻った考えだけど、マレーシアあたりを拠点として、消費市場と労働市場の中間を取るようなイメージで、パキスタンやバングラディシュから労働者を就労させることができれば、それなりに面白いビジネススキームができるような気もする。

ということで、早速ではあるが、そういうビジネスプランを描こうと思う。
興味がある人、連絡ください!